『ブキミッシュ』 2の3
ブキ・ミッシュは、考える。
なぜ、自分の身体は4角形なのだろうか。
誰に訊いても答えは得られない。
しかし、ドクター・アラカワだけは、違っていた。
『外的な要因だと思いますね。他には考えられない。』
では、その、外的な要因とは何か?
『判りませんね。まったく。あなたの生育歴は不明です。ここに来たのは2年前ですが、そのときは、もう、そうだったから。推測なら、もちろん、宇宙生物の仕業とも思えるが、証拠はなにもありません。なぜ。そんなに、優秀なのかもね。』
『先生、ビョータンは、すでに、地球に来ています。会わせてください。』
『そうしたいが、なぜだか、政府は許可しない。情報もくれないから、さっぱり判らないよ。』
『ならば、ぼくが、自力で会いに行きます。』
ブキ・ミッシュは、すでに、簡易型の空間移動装置を開発していた。
どこにでも行けるが、行った先が、生きられる環境でないとだめだ。だから、環境フリースーツも開発していた。
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