短歌『想ふ』

豆ははこ

君想ふ・君思ふ(歴史的仮名遣い)

彼女がと惚気のろける君は酔つぱらい聞こへないなら好きと言はせて


大学で声を掛けられときめひた隣にるのは友だちかしら


どふだらう勧める君のその笑顔信頼されてるだから苦しひ


とりあへず少し二人で話してと笑顔の君は彼女のもとに


泣かすなよ大事な友だち念を押す既に泣きさう我慢するけど


ごめんなさいいきなりごめんほぼ同時でものひと言それだけ別に


君が好きあいつを好きな君を好きなんでそんなに好きと言へるの?


見てたから逸らさぬ瞳君が好き知つててほしい僕の気持ちも


大丈夫あひつを想ふ君が好き僕の思ひもどうか許して


よかつたと笑ふその顔好きだなとやつぱり想ふけど大丈夫


彼が好きそれは今でも変はらないけれど隣は優しひ君が


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