姉の仇を打つまでは

明星愛莉

姉が死んだ日

〈5年前〉


蘭李ライ)姉ちゃんたっだいまー


この時野俺は何も知らなかった


?)全部お前のせいだぞ


この日姉の人生に終止符が打たれるとは…


李梨リリ)私はただ


蘭李)え?…何?なんなのさ…


足が動かない…俺は知らない男の怒声にびっくりし物陰の下で腰を抜かしたままその場から動けなくなってしまった、男の顔が見えない、あれはいったい誰なんだ、なんで姉ちゃんと争ってんだよ…


李梨)ねぇ、お願いかんがえ直して


?)うるさい


〈グサッ〉


姉と謎の男がいる部屋から何かを突き刺すような鋭い音が聞こえた…俺はまさかとは思ったが…


?)お、俺は何も知らない…全部お前のせいだ


謎の男が慌てて家を出た、顔は見ることが手巻きなかったが、手は血だらけになっていた、やっとの思いで立ち上がり俺は姉の元へと向かった…この時俺の視界は赤黒く染まった…そこには荒れ果てた部屋と血を流して横たわる姉がいた


蘭李)ね、姉ちゃん…嘘だよな…


李梨)ごめんね…ライ…


蘭李)なんで謝るんだよ、何があったのさ姉ちゃん


姉の腹部にナイフが刺さっていた、血が止まらない…なんでこんなことに…なんで姉ちゃんが…


蘭李)い、今救急車呼ぶから


俺は急いで救急車を読んですぐさま姉を病院に連れていこうとしたら…姉がそれを止めた


蘭李)え?…姉ちゃん…


李梨)蘭李…落ち着いて聞いて…今は1人になるかもしれないけど…でもいつか助けてくれる人がいるはず…だから…


蘭李)は?今は1人になるかもって何だよ、姉ちゃんはどうなんだよ


李梨)ごめんね…


姉の目に涙が溜まっていた、なんで姉ちゃんが謝んだよ、なんでこんな事になったんだよ


蘭李)なんで…犯人は誰なんだよ、なぁ姉ちゃん


李梨)暴力団…木…


蘭李)姉ちゃん…姉ちゃん、なぁ返事してくれよ…なぁ姉ちゃん…姉ちゃんってば


姉の体が冷たくなって行くのがわかった…なんで姉が…誰が姉を殺したんだ…姉が最後に言った名前が分からない…だが暴力団の輩という事はわかった…大切な姉を殺されたんだ


蘭李)絶対に犯人を見つけて、俺の手でぶっ殺してやる


次回! アカツキ結成の日

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姉の仇を打つまでは 明星愛莉 @Akeboshiriruru

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