@wanwanwan123

両親が亡くなったら

親の死、葬儀を、何歳で体験したのか?

10代?、20代?、30代?……

それには、違いが生じる。


20歳で親の死に向かい合う時、心細さはあるが、まだ若さゆえの勢いがあり、前進しようとする強さがある。


じゃあ、30歳だ。

それなりに、社会がわかりつつ、気持ちの余裕も、持ち合わせているはずだ。若干の怖さだってあるだろう。

結婚してるしてないで、心細さみたいなものを、感じるかもしれない。

孤独感も、あったりと。


40歳は、どうだろうか。

人生バタバタ 忙しい人、そうでもない人、様々な年齢だろう。

もしかしたら、人間の強さが一番あるかも。貯蓄も増えていたりと。


では、50歳だ。

自分の体の変化を感じたりする頃だろうに。

そこに親の死である。

全てを見守り、いや、兄妹任せであったり、その親の看護は大変だったかもしれない。

でも、楽になった時そう終わった時は、親の最後とゆうことだ。

ふと、自分の人生、あと何年だろうかと、数字を声に出したりと。


さて60歳だ。

長きに渡り色々な想いの中、あなたは、やってきたはずだ。

それは、本人にしかわからないし、ただ、お疲れさまでしたと言いたい。

まんじりともせず、寂しい悲しい、けれど力強く笑って下さい。

ご飯、食べて、そう、たくさんたくさん食べて下さい。

気持ちの整理を、ゆっくりして。

次は、自分の番だと再確認したりと、でもまだ死は怖く、遠くでいて欲しいと願う気持ちで一杯だろう。


70歳は……

なんと幸せだろうかと、あなたの親は幸せだったなと、あなたも幸せだったのではないかと思うが。

一気に脱力感だったり、淋しさだったり、よくやった事に対する満足感だったり、感無量ではないだろうか。

順番だからな、次は自分。死は、もう怖くない。ただ生きたいだけである。欲は尽きる事なく、押し寄せるからな。


最後に80歳。万歳万歳だ。最高の親子だろう。最高の……皆が羨む、長寿であったと。


 

思う。長く生きて欲しい、どんなかたちでも、居なくならないで。

贅沢なくらい長く生きて下さい。


 オムツとれたよ!あらっ!良かったねっ!トイレトレーニング終わりだねっ!キラキラと我が子の成長を喜ぶパパやママや祖母や祖父……

でも、人生束の間かも、年老いたら、また、オムツに戻るかもしれないから。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

@wanwanwan123

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ