15.祝福されたふたり
p83
刃物の男は、お金に困りコンビニ強盗をして路地に逃げ込んだ。その先で、逃げ道を
私を
勇一さんは救急車で病院に運ばれ、幸い命に別状はなく、私はホッと胸を撫で下ろした。
両親に病院に居る事を伝えると、2人は慌てて駆けつけてくれて、私は事情を説明。
すると、ママは勇一さんに深く頭を下げたんだ。
「…あなたが、勇一さんよね?本当にごめんなさい。私たちのせいで、あなたやお母さんを苦しめた。本当に、ごめんなさい…。」
勇一さんの復讐を、ママはパパから聞いて知っていたのだろう。
「…でも、私たちの大事な娘を騙した事は、許せな「それは俺も反省してます。本当に、申し訳ありませんでした。」
病室のベッドの上で、勇一さんはママの言葉を
「言い訳をするつもりはありません。ですが、これだけは言わせてください。海果さんを、本気で愛しています。そこに嘘はありません。」
「…海果。勇一さんを信じてもいいの?」
ママの問いに、私は
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