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仕事も住んでるとこも知らなかった?その被害者の人、私と同じだ。私も、何も知らない。


でも、だからって騙されてるわけじゃないよ。勇里さんがそんな事するはずないし、私たちは本気で付き合ってるんだから。


「他にも、別れた男に刺されたとか、結婚詐欺とか、嫌になっちゃう。海果も気を付けるのよ?パパみたいな素敵な人なら、ママは大歓迎だけど。」


「大丈夫だよ。私の周りには、そんな変な人居ないから。」


大丈夫…だよね?


【今度、勇里さんの家行きたい。】


【散らかってるからごめんなさいね…】


前も断られちゃったし、やっぱり、私に知られたくない事があるのかな?


なんだか、拒絶されてるみたいに感じるの…。


【ずっと、一緒だよね?】


【不安?】


不安なのすごく。あんなニュース観ちゃったからこそ。


【大丈夫よ。一緒って言ったでしょ?】


信じていいんだよね?


【うん、ありがとう。勇里さん、お仕事?】


【えぇ。終わったらまたメールするわ。】


【なんのお仕事してるの?】


【生きるために働いてるだけだから、あんまり仕事の話はしたくないの。ごめんなさいね…】


やっぱり、話してくれない。

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