p6
この人はオネェさん?アイラインもしっかり引かれていて、口紅も綺麗な色。外見はメイクをした男の人だけど、きっと中身は私と同じ。だから、助けてくれたのかな?
「…じゃあ、友達になってくれる?」
真っ直ぐ見つめられて、その綺麗な目に見惚れてしまいそうになる。
「なってくれたら、話すわ。アタシ、友達って居ないから…。でも、
友達が居ないの、私と同じ…。
「友達に、なりたいです。私で良かったら。」
上辺だけかもしれない。またいつか、独りになるかも。それでも、助けてくれたこの人を信じたい。
「ありがとう。アタシ
「
差し出した右手を、優しく握ってくれた勇里さん。
「アタシの話、暗いけど…聞いてくれる?」
勇里さんはポツリと話し始めた。
「アタシ、オネェなの。自称、だけどね。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます