第1章  始まり

第1話

まだ幼かったあの頃








ハル「おねえちゃーん!おねえちゃーん!」



アキ「なによ~いっつも、おねえちゃんおねえちゃんて!」



ハル「一緒におやつ食べよぉ」



アキ「今日は友達の家で食べるから!」



ハル「ハルもいく!」



アキ「だめー!アキの友達なんだから!」



ハル「…うわーーーーん!!!!」














アキ「しょうがないな。今回だけよ?」



ハル「…うん!!」







お母さん「ハルは本当におねえちゃんがスキね。」



ハル「うん!大好き!!」



アキ「ほら、はやく!いくよ!」



ハル「はーい!!」













  






私の大好きなおねえちゃんは



いつも優しくて  世話好きで



誰からも好かれる



賢く美人でスポーツ万能



自慢のおねえちゃんだった






















あの日さえ来なければ


















私さえ健康なら



















大好きな家族を二人も失わずに済んだのに





















絶対復讐してやる




















お前さえいなければ





















おねえちゃんもお母さんも






当たり前の幸せを手に入れてたハズだったんだ





















おねえちゃんの生きた芸能界で
















私は戦い勝ち抜いてみせる

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