『短歌の秋』投稿作品

体育館 俯いた時に 見えるのは 濃さの違う 二つの影

『短歌の秋』投稿作品

「体育館　俯いたときに　見えるのは　濃さの違う　二つの影」

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体育館で体操座りをしている時、足元に二つの影が見えます。

厳密に言えば二つ以上あるのかもしれませんが、二つと考えるのが楽なので。

それは、体育館の天井、つまり私の上に複数のライトがあるからです。

右と左にあるライトからできる私の両足の影が重なって、濃さの違う影から模様ができることがあるのです。

その模様で遊んでいると、「俯くな！」と先生に叱られました。

それも青春の一頁（ページ）。