ものすごく考えさせられるお話でした。
基本的に、私は、病気や死を感情を揺さぶる材料として使う作品はあまり好きではありません。特にそれが安易であった場合は、容赦なく切り捨てます。
でも、この作品はそうじゃない。
テーマはとても重いです。その重さは、半端ない。けれど、一気に読んでしまいました。
とても疲れました。でも、読んで欲しい。いろんな人に。
とんでもないお母さんと言うのは一定数います。残念ながら。教員をしていた関係で、一般の方よりは、とんでもない人に会う回数は多かったような気がします。
何人か、それまでの人生で出会ったとんでもお母さんが何人か、頭の中に思い浮かびました。
どいつも、こいつも、とんでもなかったのですが、その親に対して私が言いたかったこと、この作者が言語化してくれた気がします。
アンダー24の作者の作品です。
読んでいただきたい。そう思います。心の底から。辛くなりますが。それでも読んで欲しいです。