第 遘√′螯サ繧呈ョコ縺励◆ 話 ただ深く、ただ暗く

  どうしてこうなってしまったのだろう。

 私は手元にある死体を呆然と見下ろしていた。思い返すと「ああしていれば」という後悔がただ膨らんでいく。両手の中にはまだ温かさが残っている。そのぬくもりが私に「人を殺した」という罪として水のように纏わり付いていた。私は必死に藻掻いたが、死体が目に入ると、それは不可能なのだと悟った。今夜、月はない。夜はどこまでも暗かった。

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