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酔うと野菜になるタイプへの応援コメント
こんにちは。実は昨日からコメントを書くか迷っていたのですが、書かせていただくことにします。
恋というと今まで青いものしか想像できなかったのですが、モモコたちのような関係性もあるのだと知れて嬉しくなりました。
酔って野菜になるシーンは想像してみるとなんだかかわいいです。
服装なども詳細に描かれていて、ビジュアルや動きを想像するのがとても楽しかったです。
不思議な世界観にぴったり合う文体で書かれているところも本当に脱帽です。
すんなり入ってくる文章、喩えもおもしろく次はどんな不思議なことが起きるのだろうと気になるテンポ感でした。モモコがビビヌッコアユナを少しずつ知っていくように、私もこの小説の世界を徐々に知っていくのが楽しかったです。
日常的な表現や時々出てくる体言止めも素敵だなあと思いました。
夜中に裸で走りたくなるような恋という表現は的確に主人公の気持ちを表していて、すごく好きなところです。
ラストには悲しい展開がありびっくりしてしまいました。
温かいファンタジーの中にひっそり現実社会の闇が隠されていて、それが最後にどわっと出てきて突き刺されたように感じました。
独自の世界観に実世界のリアリティを混ぜ合わせるこの個性は読んでいて癖になります。
永遠です永遠ですの曲も気になって聴いてしまいました。ロックでした。
モモコの、ビビヌッコアユナへの激情や社会の不条理への不満は曲調に通じるところがある気がしました。
退屈な日々が永遠でも、しあわせだった世界が壊れても、二人の気持ちは永遠なのかななんて考えてしまいました。
これほどの文章力、そして独創的な発想はいったいどこから来ているんでしょう。
内容はもちろんビビヌッコアユナのネーミングといい、非常に印象的な作品でした。
カクヨムコンでもいい結果となるよう祈っております!
【追記】先日は星を贈るつもりが忘れておりましたm(_ _)m
作者からの返信
迷いながらもこうして、結城さんが私の作品に丁寧なコメントを残してくれたことが、とてもとても嬉しいです。ありがとうございます。
私ほどの年齢になると、恋も難しいものになる気がしています。好きだからという理由で一緒になろうにも、社会や周りがそれを拒んだり。それでもモモコのように、強く恋愛をしていたいものです。
酔うと野菜になる設定を「なんだかかわいい」と感じていただけて、面白いです。確かにかわいい。言われるまで私も気付きませんでした。各々が作中のキャラクター像を、膨らましていただけたらと思っております。
文章に関しても後半の展開まで、できる限り飽きないものにしようと、ひたすらに考えました。「夜中に全裸で走りたくなるような恋」という表現は、私も気に入っています。こういう衝動性が作者にもあります。
ラストに明らかになる悲しい現実から、今までのファンタジーが一気に種明かしされる構成を工夫しました。びっくりしたと思いますが、受け入れてくださって嬉しい限りです。
作中に登場する曲も聴いてくださって、本当にありがとうございます。それがいちばん嬉しいです。結城さんの書く『ガーベラの笑顔』には「人の気持ちは、関係性は、流動体だ」という主人公の独白が出てきます。とても胸を打つ素敵な一文で、私もその通りだと思います。しかし思い出は永遠に残り続けるから、モモコにも、さこなにも、希望があるような気がします。
発想については、申し訳ないのですが、私にもどこから来ているのか掴めないので、答えられません。ただビビヌッコアユナというネーミングは、198円(イチキュッパ)で売られるチュパカブラを描いた過去作『イチキュッパカブラ』の文字を、一文字ずつ変えて作ったのを覚えています(現在『イチキュッパカブラ』は非公開にしております。ご了承ください)
再度になりますが、こんなにも私の作品を楽しんでいただけたこと、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
酔うと野菜になるタイプへの応援コメント
独自のルールで話を紡がれていて、他作も読みたくなりました。読みます。
タイトルの回収が素敵でした。
あと、パップラドンカルメの歌が脳内で流れていました。
作者からの返信
応援コメントありがとうございます。
なぜだか私は、我の強い人間に成長してしまったようです。本当は流行とか追いたいですが、なにを書いていいかわからず、なにを着ていいかわからず、独自のルールだけが私の背骨となってしまいました。それでも今回、緑色のドロドロとした液体さんに「他作も読みたくなる」と思っていただけて、嬉しくて私も溶けそうです。
タイトルは最後までとても悩んだので、回収が素敵と言っていただけて、安心いたしました。胸を張ろうと思います。
パップラドンカルメの歌、聴かせていただきました。パップラドンカルメ、ビビヌッコアユナ。確かにどちらも、わからない何かで不思議です。素敵な歌を教えていただきありがとうございました。
酔うと野菜になるタイプへの応援コメント
こちらの作品、もう一度読ませていただきました。
不思議な世界観ですが「生きづらい世の中」というワードが出てきて、リアルな社会に結びついた作品なんだとハッとさせられました。
そんな世の中でも恋する想いを爆発させたモモコを愛おしく感じます。
恋愛は素晴らしいけれど、そのときめきや辛さは一瞬で、日常は刺身にたんぽぽをのせるような単純作業だけが永遠に繰り返される。
そう考えると虚しいけれど少し安心もする……など色々と心を巡らされました。
とても味わい深い作品で、読み直してよかったです!!
作者からの返信
いととふゆさん。応援コメント及び熱いレビューまでいただけて、とても感動しております。感動しすぎて、コメントを反芻するあまり、返信が遅れてしまいました。申し訳ありません。何度も作品を読んで、解釈を膨らませてくれたこと心より感謝します。
私は毎年、ファンタジックな短編で、カクヨムコンに挑んでいます。そこで大切にしているのは、不思議な世界観でもリアルな日常に即した作品にすることでした。いととふゆさんに、読み取っていただけて幸せな気持ちでいっぱいです。
恋とは滑稽なものですよね。たんぽぽに刺身を乗せるような、色のない日常が、急に色づいて、何もかもが見えぬまま突き進んでしまう。どこかお酒に酔うような、どうしようもない恋に、作者自身も落ち続けています。
最後にレビューに書かれていた「この作品で伝えたかったこと」について、伝えたいと思います。実はこの作品は、ビビヌッコアユナの卒論と同じで、私の書いた長文のラブレターなのです。難しい日々を一緒に生きるある方への「世界を敵に回しても、わたしはあなたの味方でいたい」という強い気持ちを、詰め込んだものになります。
モモコを通して爆発させた、恋心や怒り、大きな気持ちを、深く味わっていただき、ありがとうございます。私はいま、とても報われた気持ちです。
酔うと野菜になるタイプへの応援コメント
序盤での謎の溢れるどこか不思議な雰囲気と、その中での二人の掛け合いが好きです。
後半でなるほど、そういうことかと謎が解けていく感覚も心地よく、しかし読後感の切なさもまた良い……素敵な作品を読ませていただきありがとうございました。
作者からの返信
こちらこそ、素敵なお言葉をありがとうございます。
今作は挑戦的な作品に仕上げたこともあり、大衆受けは狙えないかと、不安に思っていたので、冷田さんがこうしてコメントを残してくださり、とても安心いたしました。後半に隠した怒涛の展開に持っていくまで、読者を離さないことをひたすらに考えて、前半をコメディに落とし込みました。序盤の雰囲気と掛け合いが「好き」と言っていただけて、報われた気持ちでいっぱいです。また日常に続く切ない読後感も感じていただけて、うれしい限りです。作者も書きながら泣いていました。
冷田さんは、カクヨム甲子園2024中間選考通過しているのですね。今をときめく高校生に、私の小説を読んでもらえたことが、いちばん嬉しいです。近況ノートも青く眩しいものでした。後ほど、中間選考通過作の方、読ませていただきます。たのしみです。
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酔うと野菜になるタイプへの応援コメント
私は秋冬さんのように上手な感想を書けないので応援コメントを書くかとても迷ったのですが、送ることにします。短文ですがお許しください。
私が秋冬さんの作品を初めて読んで、初めて応援コメントを送ったのは昨年の12月4日で、その日からもうすぐ1年が経つようです。初めて読んだ作品は『田中カメレオン』でした。
今作を読んで、私が初めて読んだ秋冬さんの作品『田中カメレオン』をふと思い出しました。人間だけど人間じゃない。人間じゃないけど人間である。そのような、現実とファンタジーの狭間にいる登場人物が描かれていたからです。秋冬さんの作品の中には現実とファンタジーの狭間にある世界があって、魅力的だと思います。
くまきちの場面が特に好きでした。家にお気に入りのくまのぬいぐるみがいるので今度くまくまダンスを踊らせようと思います。
的はずれなことを言っていたらすみません💦
素敵な作品をありがとうございました。
作者からの返信
雨虹さんが迷われた中で、少しでも私に応援コメントをしようと思ってくれた気持ちが、とっても嬉しいです。ありがとうございます!
雨虹さんと出会って一年が経つのですね。ご存知の通り、私は全てのSNSアカウントを持ってなく、YouTubeアプリも入れてないため、誇張なしに今年は「雨虹さんの年」となりました。カクヨムで小説を読むだけの毎日で、雨虹さんの作品に出会えたことが、私にとって大きな収穫です。いつも素敵な小説をありがとうございます(毎回コメントしてごめんなさい)
私の物語を「人間だけど人間じゃない。人間じゃないけど人間である」と捉えていただけたこと、心より嬉しく思います。私はどんな世界を生きる、どんな見た目の怪獣も、こころは私たちと一緒だと考えて、作品を作っています。
くまきちが、いちばん力を注いだ部分なので、気に入っていただけて、本当に嬉しいです。今作では披露されなかった、くまくまダンス。ぜひ、雨虹家のくまさんに限らず「すぅ」も仲間に入れて、形にしていただけると最高です。
素敵なコメントありがとうございました。
酔うと野菜になるタイプへの応援コメント
とても楽しかったです。
ビビヌッコアユナの説明を読み始めた辺りで、これは私が好きな小説だとわかりました。
あと、私自身は卒論のテーマを自分で選べなかったので、好きなものを書けてうらやましいなと思いました(笑)。
それにしても、ラストの展開には驚かされました。なるほど異星人だったのですね。
モモコの今後はどうなるのでしょう。またビビヌッコアユナのような特別な人と出会えたらいいなと思いました。
作者からの返信
応援コメントありがとうございます。
自作を楽しんでいただけたことが、なによりも嬉しいです。ビビヌッコアユナの説明は、かなり冒頭ですよね。海来さんの好みに刺さるものが書けて、光栄です。好きと言われると、ぐわっと来るものがあります。
卒論のテーマを自分で選べない、なんてこともあるのですね。私の通う大学では、研究テーマを決めるのに頭を抱える学生も多く見られましたから、驚きました。
ラストの展開を受け入れてくださり、ありがとうございます。異星人とわかることで、前半の不思議が回収されるのを、楽しんでいただけていたら幸いです。
モモコの今後は、作者にもはかり知れないものがございます。ただ今回、海来さんがコメントを残してくれたように、ふと出会いが生まれたりするのが、人生ですよね。海来さんのプロフィールや小説も拝見させていただきました。生きづらさも多くあるかと思いますが、ぜひ海来さんの世界観を表現し続けてほしいと思います。
再度になりますが、素敵な応援コメントをありがとうございました。