第2話 配信開始(全文会話)
と言うことで、今から初めて行くわけなんですけども、まぁ、なんでいきなり配信なんてものやってるのかってところですよね。
そもそも、私って普通なんですよ。
学歴も身長も何もかもがね、で、それってむちゃくちゃしんどいんですよ。
いや、わかりますよ?この世の中では普通ではない人の方が多いですよね。要するに普通が羨ましいくらいに厳しい環境に身を置いている方もいれば、普通なんてそんな卑しいことできないなんてレベルで恵まれた環境を享受してる方もいるわけですよ。
なにせ、多様性な世界でありますし、世間もそれに応じて変わりつつありますしね。
そんな中で全てにおいて普通を自覚してる私のような人間が生活することを想像してみてくださいよ?
控えめにいってきついでしょ。
まぁ、わかりますよ?自分の普通は他人の異常という説もありますし、なんならこの状況をありがたく思わなければならないなんて苦言もわかります。そりゃそうですよ。
でもね、、、あっ、すいませんちょっと水飲みます。
はい、と言うことでね、でもね、それって私からすれば本当に持つべき物を持っている方の意見だと思うんですよ。
人間誰しも承認欲求ってものは備わってると思うわけでして、そもそも承認欲求と自己顕示欲がないとこんな配信なんてものをやってませんよね。あっ、こんなとか言っちゃった、だめだなこりゃ。
まぁ、いっか、うん、続けます。
要するにそんな欲求すらも全てが普通だと満たされない訳なんですよ、これが。
だって、考えてもみてみてくださいよ。
普通っていわば凡庸な塊な訳ですよ?
何も悪くない代わりに特に良いところもないんですね、ってことは誰の目にも止まらないモブなんですよね。
学校でいえば教室の隅で勉強してるだけ、会社でいえば真ん中らへんのデスクで仕事してるだけの人なんですよね。
承認欲求と自己顕示欲、満たせますか?って話なんですよね。
と言うわけで、何か特別な事をと思って配信をやってみたっていう経緯です。
はい、ここまで話してみたんですが、まぁ、pv数は0ですね。知ってましたよ。
でも、とりあえず今日は100pv行くまでは辞めないでおこうかなって。
ある意味普通を自負してる私が普通に配信していくためには初配信100くらい稼げないと無理だと思うんですよね。
それじゃあ、次は名前の説明ですね。
読んでその通り、ノーマリーはそのまま英語の通常という意味で、モブは皆さんが思う通りのモブです。そう、あのどこにでもいるありふれたNPCとかに使うあのワードそのままと思っていただいて構いません。
私ね、名前で体を表したいんですよ。
ノーマリー・モブと聞けばもうそれはそこら辺にいるモブってわかるじゃないですか?
まぁ、実際私自身がそうなんだからなんの間違いも無いです。
だって、本当にモブもモブですからね、私
とんでもなくモブ、いわばモブオブモブです。
誰にでも当てはまるし、誰にも当てはまらないんですよ。
言葉で表せばかっこいいとは思うんですけど、実際のところは誰の記憶にも残らないんですよね、これ本当に。
学校での実体験で行けば、3学期始まるまで誰かしらに名前聞かれてました。別に認識阻害の魔法とか使えませんからね、私。
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