さよならと言うのはまだ遠い

寝ても疲れが取れない人

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ある日僕は不思議な出会いをした

多分こんなことになるのは僕だけだろう

そう思えるほどに不思議だった

夢かとも思うほどに

けれどこの一言だけで現実と思わされる

「さようなら」

この一言が僕の頭から離れたことは1度もなかった

彼女からの一言が

ずっと死ぬまで続くかと思っていたあの関係が一夜で崩れさったあの瞬間

彼女が亡くなったあの瞬間


僕は生涯忘れることは無いだろう

彼女はそれほどまでの存在だった

彼女は僕の人生を破壊した存在だ

でも彼女は僕の人生を生み出してくれた存在でもある

だから僕は彼女を恨んだりすることは無い


だけど


だけど


一つだけ


たったひとつだけ


心残りがある


それは彼女に最後まで別れを告げることが出来なかったことだ


だけど時は戻らない


だからもう一度思い出そう

彼女との出会いを


彼女との時間を


彼女との最後を

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