第10話 岩泉さんの無茶ぶり


俺は三静に電話をかけようとした...が、三静はペリアとして配信中だったためやめた。

気がつくと自分の仕事用の携帯には18件の通知が来ていた。

内容を確認すると全先輩+岩泉さん、スタッフさんだろう。

一件一件目を通す。

でもまぁ、これといって目立ったメールはなかっt.....あったわ

岩泉さんからか。


”コラボ相手こちらで決めさせていただきました。

クールに頑張ってください

1日目 ペリアさん(友達と聞いたので喋りやすいかと)

2日目 クーリアさん(日程の関係)

3日目 任素(いむす)さん(〃)...

.

.

.

4日間頑張ってください!

以上 岩泉から”


....は?

許せん。

今日月曜日。明日1日目ってこと?

...明日はさぁ、許せるんだよ。何もないから。

たださぁ...

水曜 友達の掃除の手伝い(金稼ぎ)

木曜 友達とカラオケパーティー

金曜 久しい友達とゲーセン

があるんだよ!!!れ!!!!!

あーあ、怒りました。激おこぷんぷん丸です。

はぁ...

どうしようか...

俺はもう一度メッセージを見た。

”クールに頑張ってください”

ん?クール?

...そうだ!クールキャラじゃなくなれば岩泉さんに仕返しができるのではないか⁈

よし、そうしよう。

計画を練ろう。

因みに友達と遊ぶ予定は全部断りました;;



そうして迎えた火曜日。

今はペリア__いや三静....ん?これどっちで言えばいいんだ?

三静はペリアとの喋り方がほとんど変わらない。

声のトーンを1あげているだけな気がする。つまり性格は変わっていない。

じゃあ、無茶ぶりでもOKだよね!!!


『ここで水夕はこう言って...って聞いてる?』


「配信まであとちょっとだぞ」


『うわ、本当だ。もうこんな時間だ。じゃ、あとは水夕に任せる。』


おっ、言ったな?任せるって言ったな?

よし、やってやろうじゃないか


『じゃぁ配信いっくよ~』


「俺女声にするから初対面みたいに接してね。よろ。」


『え?ちょ___』



--------------------

レーサー要素どこ行った?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る