第10話 岩泉さんの無茶ぶり
俺は三静に電話をかけようとした...が、三静はペリアとして配信中だったためやめた。
気がつくと自分の仕事用の携帯には18件の通知が来ていた。
内容を確認すると全先輩+岩泉さん、スタッフさんだろう。
一件一件目を通す。
でもまぁ、これといって目立ったメールはなかっt.....あったわ
岩泉さんからか。
”コラボ相手こちらで決めさせていただきました。
クールに頑張ってください
1日目 ペリアさん(友達と聞いたので喋りやすいかと)
2日目 クーリアさん(日程の関係)
3日目 任素(いむす)さん(〃)...
.
.
.
4日間頑張ってください!
以上 岩泉から”
....は?
許せん。
今日月曜日。明日1日目ってこと?
...明日はさぁ、許せるんだよ。何もないから。
たださぁ...
水曜 友達の掃除の手伝い(金稼ぎ)
木曜 友達とカラオケパーティー
金曜 久しい友達とゲーセン
があるんだよ!!!れ!!!!!
あーあ、怒りました。激おこぷんぷん丸です。
はぁ...
どうしようか...
俺はもう一度メッセージを見た。
”クールに頑張ってください”
ん?クール?
...そうだ!クールキャラじゃなくなれば岩泉さんに仕返しができるのではないか⁈
よし、そうしよう。
計画を練ろう。
因みに友達と遊ぶ予定は全部断りました;;
◇
そうして迎えた火曜日。
今はペリア__いや三静....ん?これどっちで言えばいいんだ?
三静はペリアとの喋り方がほとんど変わらない。
声のトーンを1あげているだけな気がする。つまり性格は変わっていない。
じゃあ、無茶ぶりでもOKだよね!!!
『ここで水夕はこう言って...って聞いてる?』
「配信まであとちょっとだぞ」
『うわ、本当だ。もうこんな時間だ。じゃ、あとは水夕に任せる。』
おっ、言ったな?任せるって言ったな?
よし、やってやろうじゃないか
『じゃぁ配信いっくよ~』
「俺女声にするから初対面みたいに接してね。よろ。」
『え?ちょ___』
--------------------
レーサー要素どこ行った?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます