第5話 急遽決まる日程
ちょっとレーサーのエピソードは後回しになりそうです
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三静
{明日学校来る?}
優斗
{行こうかな}
三静
{ひさしぶりに会いたい}
優斗
{この前Vseaで会っただろ+恋人みたいなこと言うな}
三静
{もしかして照れてる~?}
優斗
{黙れ}
◇
ってことで、ひさしぶりに学校に行くことになった。
レーサーの俺にとって高校は第2だ。
レースの日程で動き、高校に行くか決める。
最近行けてなかったから良かった。
俺は岩泉さんに連絡する。
優斗
{初配信、いつにしましょうか}
岩泉
{好きなタイミングでいいですよ。本職はレーサーと言ってましたし、忙しいでしょう。}
優斗
{そうすると多分いつまでもデビューしないかと...}
岩泉
{う~ん、来週月曜、しちゃいます?}
??????????
頭の中で?がくるくると回っている
この時、優斗の心臓はバックバクだった。
いきなり来週?!?!
...まぁでも、断れない。
「月曜、するかぁ...」
優斗
{わかりました。}
◇
翌日
学校に行きなれていないせいで本当にこれで荷物はすべてか、と不安になってしまう。まぁ忘れたらその時だ。行こう。
家を出て三静の家のインターホンを押す。
すると三静は待っていたかのように勢い良く出てきた。
『おはよ~いい朝だねぇ』
「そうだな。天気良いし」
『しかも優斗が2か月ぶりに学校来るし~?』
「よく覚えてんな」
『そりゃぁ数少ない友達がいないと寂しいからね』
「すまんよ...」
『ま、いいですけど。で?Vの方は?』
「え~、来週、初配信です」
『...は?』
「来週、初配信です」
『...どうしてそうなった』
「う~ん、岩泉さんとノリと勢いで?って感じ?」
ふと三静の方を見るとスマホを触っている。失礼な奴だなぁ
「お~い?」
『えぇ...マジなんだこれ...見てこれ。やっぱり、優斗のこと告知されてる』
三静から話を聞くと、Vseaという会社は必ず1週間前に告知を出すらしい。
「お、おう...急に実感わいてきたな...」
『ま、とりあえず学校ガンバ~』
気づくと校舎の前まで来ていた。
大丈夫かな...いじめられないかな...
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