第5話. おっぱいの話

 おっぱいのことについては高校生3年の終わり頃の記事に書いた。ここでの話はその後、大学に入って以降のおっぱいにまつわる考察である。


 私の胸は小さくはないが大きくもなかった。いわゆる中途半端感があったのだが(ちょうどよいと言ってくれる友達(=女)もいたが)、大学に入ってしばらくして急に増大した。彼氏ができたからではないかという説を唱える友人もいたが、そんな似非科学論にはあまり魅力がない。いずれにしても大きくなったことは事実だ。実測数字を語ると興醒めなのでいちいち記さないが、下着のカップレベルが二段階上昇した。しかも留学中、ジムで筋トレに励んだ成果でいわゆる「上パイ」部分がいい感じの形になって、全体のフォルムは自分で鏡に映して見ていても興奮するくらいだ。あ、こういう女とヤりたい、という感じだろうか。


 さて。私は女の子のおっぱいを見るのが好きだ。もちろん生で見る機会は限られているので大体は服の上からということになるのだけれど、街ゆく人たちは必ず胸に目がいってしまうし、友人たちの胸の形も大体把握している。服の上から見た盛り上がり方を、ということに過ぎないのだけれど。

 あと、私のこだわりはやっぱり「揺れ方」だ。揺れる方が見ていて嬉しい。なのでワイヤーのブラは滅びればいいと思っている。ま、時代の流れは世界的に急速にノンワイヤーになっているようなので(周りの友人との会話より予測)、私にとっては嬉しい限りだ。私も高校生の時はワイヤー入りを使っていたが、大学に入ってからノンワイヤーをメインに愛用している。ただノンワイヤーは性能にはばらつきがあるので日々の模索が必要なのだが。いずれにしても、歩くと大きくなった私の胸は微かに揺れる。どうだ、私の胸、揺れてるのかっこいいだろ、と自画自賛している。誰にも言えないばかばかしい自意識だ。


 女子校時代、友人同士挨拶がわりに胸を揉むのがブームだった話は以前書いたけれど、大学に入って以降も少しだけ周りの友人たち(=同じ高校出身者)の間でこの習慣をちょっと引きずっていて、夏休み前くらいまでは人目を憚らずお互い教室で揉んだりしていたのだけれど、やはりちょっと大人に近づいてそれがかなり愚かなことであることにみんな気づいて(私も気づいた)、夏休み以後、誰もやらなくなった。当たり前と言えば当たり前なのだけれど、しかし日常的に複数のおっぱいを触ることができた環境が失われたことには寂寥感がある。手が友人たちのおっぱいの感触を覚えているので、なおさら。目の欲望も手の欲望も満たされないままだ。


 男の人もおっぱいが好きなようだが、たぶん女の人も多くの人はおっぱいが好きなはずだ。少なくとも私は大好きで、見たいし触りたいしでもいつでもそれができないので欲求俯瞰が募るばかりだ。

 留学中はよかった。テニスやジョギングの後の更衣室ではみんな全裸になって着替えてるし、シャワー室もみんな全裸。日本の女子のように隠す人はいない。ビーチも地中海に行けばみんなトップレス。サウナはそもそも全裸が基本。北欧にいくと男女混浴で全裸だったのにはちょっとまいったが。そのくせ、「日本の温泉、みんな裸なんでしょ?信じられないよ」とかいう話題を振ってくる。けど、そう言えば実際温泉に行くと、恥ずかしくて周りの女の人の裸、正視できないな。少なくとも私の場合。

 いずれにしても一年の留学を終えて帰国した3年生の秋以来、ほとんど生おっぱいを見る機会は激減し、触る機会に至っては皆無になってしまった。その状況がもたらす欲求不満度は絶大だった。そのことが「彼女」ができてしまった原因のような気がする。

 別のところに書いたが、前の彼と別れた後、新しい彼氏が欲しいと思っていたのに、「彼女」ができてしまった。後輩の女の子。

 私はたぶん同性愛じゃないはずだ。高校の時も彼女がいたけれど、でもそれは未熟な高校生ゆえのことだろうし、裸で抱き合ったこともあったけどそれだけで何かそれ以上の「行為的なこと」をすることはなかった。大学に入ってすぐ彼氏ができたし、悲惨な破綻に終わったけどでも男の子と付き合っていて特段強い違和感はなかった(少しの違和感はあったけど)。

 二人目の彼氏と失恋して日本で復学した直後にできたのは彼女だった。同じ大学の後輩の猛烈なアタックに屈した形だ。でもそのアタックに屈した最大の誘因が、あ、この子とつきあえばおっぱい揉めるじゃん、という意識がどこかにあったことは否定できない。しかもこの彼女の胸は大きくて美しい。猛烈に私の好みだ。

 

 というわけで、現在は彼女と付き合っているおかげで、おっぱいは見放題だし揉み放題だしキスもし放題だ。そう、彼氏と付き合っていたときのように会う日はほとんど必ず恋人同士でするその行為をする。週4回か、うまくいけば週7回、すなわち毎日だ。

 それでも街行く他の女の人たちの揺れる胸にも目がいってしまうし、触ってみたいと思ってしまうのは相変わらずだ。こういう私は変態だと思う。こんなことは、あすかちゃん=彼女には絶対できない。だって、これって浮気みたいなものだろうから。



  

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