第18話

『おひさしぶりです』









「あぁ、久しぶり」








るるは俺と向かい合って座り、

スマホで文字を打っていた









「…るる、ずっと探していた」








俺がそう言うと目を見開き驚いた顔をした









『私、なにかしちゃいましたか??』









不安そうな顔をしてそう聞いてくる

るるを、思わず抱きしめてしまった。









「るるは何も悪くない、全て俺が悪いんだ。」










____るるちゃん、ずっとお前と別れろって

雪原達から嫌がらせされてたって…








「…何も気づいてやれなくてごめんな、

一人にして本当にごめん…」








「………………」








____るるちゃん、耳が聞こえないのよ









「あの時、俺が気づいていれば

こんな事にはならなかった」









『すみません、耳元でお話しているので

何を話しているか、分からないんですが、





多分、雪原さん達のことですよね??』








「…っ、」











『わたし、なにもきにしてませんよ。

コウくんのせいなんて1ミリもおもってません。』










____るるはそうメッセージを打ち

笑顔で俺に見せてきた

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