第12話
「美味いか!よかったなぁ!」
ケーキがとっても美味しくて
どんどん食べ進めていた
私を撫でながらおじぃちゃんが言った。
____そんな時だった
おばぁちゃんが嬉しそうに
パタパタと玄関に行き、
百合子おばぁちゃんが私に手招きをした。
「?」
何か分からなかったけど、
私は残っていた少し多めのケーキを迷わず
口に入れ、百合子おばぁちゃんの元へ行った。
『孫に会ってくれる??』
「!!」
百合子おばぁちゃんのお孫さん!
私が頷くと、百合子おばぁちゃんが
後ろを指さした。
____私は頬をパンパンにしたまま
振り返った。
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