第5話

「るるちゃん、急だったのにごめんなさいね〜!

本当にありがとうっ」









『いえいえ、これついでに頼まれてた物です』









「あらまぁ!本当に助かったわぁ!

少し上がっていかない??」









『おばぁちゃんとおじぃちゃんが

待っているのですみません…』







「そうよね〜!残念だけどまた招待するわ!

これお礼に持っていってちょうだい!」








神咲さんはそう言ってケーキをくれた。









『悪いです!

お代もちゃんと頂いてますしっ』









「るるちゃんと花代さんにはいっつも

お世話になってるもの!

大人気のケーキだから

是非とも受け取ってちょうだいな」









『…ありがとうございますっ

本当はとっても嬉しくてたまりませんでした』









「ふふっ、もうるるちゃんたらっ(笑)」








私はケーキの箱を両手で抱きしめ

神咲さんへお礼を伝えて帰路に着いた。

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