第7話

「ママ!知ってる??

影って太陽があるからできるんだよ!!」





『すごい!優莉そんなこともわかるの?!』






「この前テレビで言ってたんだよ!!






『優莉は天才だね!』





そんな事を伝えながら私達は帰路に着いた。







「ねぇ、ママ」






『??』






「…優莉にもパパはいるの?」




公園で遊んでいる親子を見て優莉が静かに言った。





『…………』







「いない…?」







『優莉…』







「…ママはこんなに大変なのに、パパは

どこで何してるの…?」






『…………』






私は優莉を手を握っていた手を離し

優莉をまた抱きしめた。

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