第2話
_____私如月莉々は話すことが出来ません。
だから娘を起こすのも一苦労
「……………」
「……ん、……んー」
最近は頬っぺをつんつんすると
ニコニコ笑ってご機嫌よく起きる事を知ってからは
毎朝娘の頬っぺをつんつんするのが日課。
「まーまくすぐったい(笑)」
ニコニコ笑って
楽しそうな優莉に私は『おはよう』と手話をした。
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