26日

第26話

「すずっ!!」




俺はすずから酒を取り上げた。






「お前は…っ、朝っぱらからっっ」





俺がそう言ってすずを見ると




「……………」





すずは笑っていた。





「…すず……?」






「…だって私の人生

どうせ終わっちゃうんだもん(笑)




……今のうちに楽しまなきゃっ!!」




それ頂戴!と言ってすずは俺の手から

酒をとった。






「…っ、」





俺はすずの寂しそうな笑みが頭から離れなかった。

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