1話
第1話
「瑠音!今日は何の日でしょうか!」
「るのんのおたんじょうびなのっっ!」
「大正解!今日は瑠音のお誕生日だね!!」
「るのんね4さいになったの!」
「もうお姉ちゃんだねっ!」
「うん!でもまだまぁまとねんねんしたい!!」
「瑠音ったらっ(笑)
瑠音が中学生になっても高校生になっても
一緒にねんねんしようね!」
「うん!るのんまぁまだいすきっ!」
そう言って私の小さな天使は私に抱きついた。
「もう4歳なんだね…」
私はふと過去の事を思い出し少し顔をしかめてしまった。
「……あの人なんてもう忘れたけど…」
「まぁま?」
「ん?」
「おかおこわいこわいなの、まぁまはもっと
にこちゃんしないとなの!」
そう言って小さな手でほっぺたをあげてくれる瑠音
私はたまらなくなり小さな瑠音を抱きしめた。
「今日はご馳走と大きなケーキたべよっか!」
「うん!!」
瑠音の大きな返事に心が安らいだ。
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