181cm ~私は魔法少女にはならない~ 甘衣君彩様

作品URL

https://kakuyomu.jp/works/16818023212232095750



キャッチコピー

私を魔法少女に? ならまず、魔法で私のコンプレックスをどうにかして♪


 鉄板こそ至高。ん? ベタだって? シンプルイズベストなのだよ。

謎の生物との邂逅。顔に張り付いた謎の生物にいきなり、自分は魔法少女にはならない! って告げられた生物の気持ちが空へと消えていく……。

 それにしても紫が無駄にハイテンションなのは、一体どういう理由でしょうか……。

 マジカルクリームは真面目に怪物と戦っているのに、それを中庭で弁当を食べながら眺める紫。ヒーローショーか何かを見ている感覚に近いのでしょうか。なんというか……対岸の火事みたいな見方してますが、紫よ……そんな「見方」ではなく、むしろマジカルクリームの「味方」を……。

 一人、狩り残した怪物を追うマジカルクリーム。5時間目にも間に合わず、手こずっているのでしょうか……。

 終盤で明かされる紫の本音。なるほど……。空虚な自分に「魔法少女」という衣装を着せてもそれは、「魔法少女」という服を纏っただけの「空虚」になってしまうから。雲をつかむような話なら、最初から、掴もうとすら思わないのも、それはそれで賢明な判断なのだろうと思います。

 しかし……状況は刻々と深刻さを増していき。マジカルクリームは瀕死。

 この場において、活路を見出すことができるとすれば、それが可能な人物がいるとすれば、それは紫。今こそ、雲をつかむ時! と思ったら、あれ?

 まさかの展開に、俄然目が離せなくなってきました。

 信頼関係の元に成り立つ熱い友情。紫も、今回は対岸の火事と思わずに、ホースをもって駆け付けた勇気に惜しみない拍手を。

 しかし、そんなに頻繁に妖精が飛んでくるなんて、紫にはよほどの才能があるのですね。「ま、いっか。お試しってことで一回だけ魔法少女、なってみよっかな♪」みたいな言葉を紫から引き出せる妖精は、果たしてこの先現れるのか……。

妖精と紫の戦いは続く……。あれ、趣旨が変わっちゃってませんか?

 まぁ、いっか。紫は、魔法少女にはならないんだし。という〆でいかがでしょう。

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