共通テストって、受けなきゃいけないの?
——共通テストって、受けなきゃいけないの?
いや、完全に任意である(ワクチンの類と同じである)。
何せ……
値段も安くはないのだ。
共通テスト(旧センター試験)は、事実上の高等教育希望
三教科以上で一八八〇〇円。
二教科以下で一二二〇〇円。
(成績通知を希望しない場合はそれぞれ、一八〇〇〇円、一二〇〇〇円になる)
これを、年間約五〇万人(年々減りつつあるが)が受けるので、およそ五〇億から一〇〇億円の
一〇〇億あったら、何ができるだろうか。
教育へのアクセスに金がかかるとは、もはや国は、「こども家庭庁(二〇二三年設置、年間予算四兆円以上)」とかいう、出生率の改善政策の一つもせずにカネの中抜きばかりに使われる機関なんかを作っている場合ではないのである。
ちなみに高校の先生というのは、本人らには何の悪意も責任も
その時は、先生でも、塾の講師でも、親でもなく、(私の言葉を鵜呑みにする必要もないが)生徒自身の選択で、受けるかどうかを判断するべきだろう。
(そもそも、国公立大学志望であっても、行きたいのはあくまで「志望する大学」であって、官僚を目指す人は一握りなのだから、私立はおろか国公立大学志望者に対して「国の作った」試験の受験を強要するのも、意味がわからないのだが……)
とは言え……
共通テストを受験するかどうかを決めるための判断材料は、もう少し必要かもしれない。
それならば……
まず、国公立志望のあなたは、
何としても科挙
また、私立志望のあなたは、
共通テストなどガン無視で、志望大学の本試験対策に専念するべきである。共テ利用は国公立組の猛者による滑り止め併願がライバルとなるため、茨の道であるから、特別な事情や考え抜かれた戦略がない限りはおすすめしない(詳細は後述する)。
そして、進学はしないあなたは、
もし共通テストを受けたくないのなら、受ける必要はまっっっっっったくない。それでも受けるのは、お金と、労力と、時間と、紙資源の無駄である。そして、一足先に社会に飛び込み、進学組に差をつけることができる(一万いくらは、そのために何か必要なものを買うのに充てればいいだろう)。が、何も労働を強制するのではなく、もっと別な自分のしたいことをするのも良い。「労働の義務」や「納税の義務」は、ルールの範囲内であの手この手を使えば、少なくとも部分的には
若いと言えど、道はそれぞれに、枝分かれし始めている。
私が示せるのは、「落石注意」や「この先、道狭し/行き止まり」の標識だけである。
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