大学受験と、この国の仕組み

共通テストは、中国の科挙に似ている

——共通テストは、中国の科挙に似ている。


 共通テスト(旧センター試験)で、国語を受験する方であれば、「科挙」が何かはわかるはず。


 科挙とは、国語の漢文でよく出てくる、中国の隋から清の時代にかけて行われた、官僚登用試験である。


 その競争率は、三〇〇〇倍になることもあったそうだ。


 合格するのに、何十年もかかったり、もっと言えば、大多数は、受からない。


 「共通テストは、中国の科挙に似ている」という言葉の意味は、少し読み進めていただければ、わかるはず。


 もっと言えば、大学受験が、政治の世界に、そして政治の世界の裏側へと繋がっていることを、おわかりいただけるはず。


 キーワードは、「官僚」である。

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