第16話
そして近くにあった建物の多分裏口。その扉を開けて中に入った
「あ、あのっ」
「うるせえ。耳元で話すな」
「っ…、でもっ」
「別にさっきの男達みたいに取って食おうとなんてしねえよ」
「……」
「あそこにいたままだと男達が目を覚ました時面倒なことになるだろ」
…確かに
男の人の言うことは合っていて口を閉じる
薄暗い室内
その中を慣れたようにズンズンと歩く男の人に身を任せていれば突然、電気がついて視界が明るくなった
目が明るいのに慣れなくて少しだけ細める
「ほら、降りろ」
言われた通り男の腕から抜け出して足を地面に着けた
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