第2話

放課後





1日の全ての授業が終わって家に帰るため、教室を出ようとした私を呼び止めた1人の男の子



「話がある」と言われてついて行ったのは中庭



そこで「すきです」と告白してくれた





「…ごめんなさい」





返事は迷うことなくノーだ



だって、私は目の前の男の人を何も知らない



顔も見覚えないし名前も、クラスも学年も知らない



…いや、上靴の色が同じだから同じ学年のことだけはわかった

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