第37話

「もう敬語を使うの止めよう。」



三月さんが微笑んで話した。



「そうだね…!!

けん。」



これでいい。



何故かそう思えた。



「あかね。

食べよ…!!」



「うん…!!」



茜も椅子に座る。



「いただきます。」



「はい。

いただきます…!!」



ハンバーグを食べると美味しかった。



「けん。

美味しい…??」



「うん。

美味しいよ…!!」



茜は、嬉しそうにしていた。



茶碗蒸しも食べると、美味しかった。



「けんって、なに食べてたの…??」



「カップラーメンだよ…!!

昼は、織田と外食だよ…!!」



「そっか。

また身体壊すよ。」



「気を付けます。」



こんなに会話をしたのは、光理が亡くなってから初めてだった。



織田を抜かして。

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