第44話

ダブルリーチダブリー一発ツモ。満貫まんがん。」


「げっ、…ちょっと、早くない?!」


「2人なんで上がるのもあっという間ですよ。」



残念ながら毒よりも、"ダブリー一発ツモ"で制されている私。8000点丸々もっていかれた。



いやいや、決して期待していたわけじゃない。21歳の毒に制されたかったとか、そういうことじゃないんだよ30分前の私。



今私たちは、不死原君のおじいさんの家にしまわれていた麻雀卓で麻雀をしている。



今週初めに「二人麻雀やりましょう」と言っていたことを単純に実現させたかったらしい。



もう10年以上も押し入れに眠いっていたところを、綺麗に拭いて今日のために用意していてくれていたのだとか。

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