第2話
仕事終わりのアフター。アフターサービス、アフターケアのアフター。
私の癒しの時間。
適当に生きようとしている私と、適当な生き方を知っている彼。
私は開き直った派遣社員で、彼は社会を知らない大学生のピアノの先生。
31歳派遣社員。
もう婚期なんて漢字も忘れたし、婚活なんて言葉も驚くほどに発音が悪い。
そんなものにも仕事にも必死にならず、ただ息抜きだけをして生きていきたい私。
好きなものは発泡酒と
16時30分に終わる仕事から直行する"
そしてもう一つの息抜きがこれ。
ピアノ。
じゃなくって、ピアノを弾く10コも年下の先生。
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