第13話

「母さん…。

なおの話しを聞いて分かっただろう…?

なおも俺のリハビリを見て辛いと思うよ…。

それでもなおは、一緒に頑張ろうねって言って仕事も休んで、俺の事を支えてくれているんだよ…。

もうこれ以上誰も悲しませたくないんだ…」





奈緒は、母さんに頭を下げて…。




「お母さん…。

けんが良くなったらまた伺います…。」





奈緒は、母さんにもう1度頭を下げて、俺の手を掴んで、車に向かおうとしたら…。







母さんが玄関を飛び出して来て…。







「奈緒ちゃん…。

健が何れこうなる事が分かってたよ…。」









俺と奈緒は、その話しを聞いて立ち止まった…。

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