第8話

実家に着き、ルナを抱いて玄関の戸を開けると…。




「天宮修理店ですけど………!!」




直ぐに母さんが出て来て…。




「バカ息子待ってたよ……!!

奈緒ちゃんいらっしゃい…!!」




母さんは俺が入院している時は俺が昏睡状態の時に1回だけ病院に来て、俺の姿を見ていると辛いから、奈緒に看護を任せたらしい…




「お母さん…。

お邪魔します…!!」




居間に入って、ルナをモコと遊ばせて…。




少し寛いで、キッチンに行って、電子レンジを見に行くと…。




「けん…。

このレンジも年代物だね…。」




「うん…。

俺が生まれる前から在ったみたいだよ…。」




「えっ!!

そんな前から使っていたんだ…!!!!」




「そうだよ!!」




早速レンジを見ると、微かに匂う焦げ臭いがして…。




「母さん…!!

早くブレーカー落として…!!」




慌てふためいてる母さんを見て…。




「もういい…。

俺が行くから…。」




玄関にあるブレーカーを落として、濡れたタオルで、電源プラグをコンセントから抜いた…。




俺は、母さんに怒鳴り付けた…。




「母さん…!!

このプラグ見て分かるだろ…??

もう少し俺達が来るのが遅かったら、火事になってたんだよ…!!」




母さんは戸惑いながらも聞いてきた…。




「ごめんなさい…。

どうして、こんな事になったの…?」





俺は、説明をした…。

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