第4話
「けん…。
レースを何年もやって数百キロで走ってきたよね…。
それだけの速さで走ってると、脳が研ぎ澄まされるの…。
脳の伝達速度だって普通の人に比べたら何倍の速さで、神経に行き渡るんだよ…。
勿論、筋肉だってそうなんだよ…。
だからこうなる前にレースは辞めて欲しかったんだよ…。」
「倒れる前にも言ったけど全て分かってた…
でも、こんな姿になってみんなに心配掛けた事と迷惑掛けた事は初めて知ったよ…。
俺は、あの時自分の事しか考えてなかったから…。」
「それでも、けんは生かされたんだよ…。
みんなと哲くんにも感謝しないとね…。」
「うん…。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます