涙が枯れるまで…【十六夜編】【完結】

第1章休暇

第1話

哲の墓参りから家に着いて、奈緒がポストの中を見てみると…。

｢けん🎵

学校から封筒が届いてるよ…🎵🎵｣

｢えっ!!

給料明細かな…？？｣

部屋に入ると奈緒が封筒を開けると…。

―――――――――

―――？？？―――

――？？？？？――

｢えっ～―――!!!!｣

奈緒の叫び声驚いた俺は…。

｢なお…。

どうしたの…？？｣

｢けん🎵

給料明細と賞与明細も入ってるし、手紙も入ってるよ…!!!!

それと、給料明細の欄に合格手当って書いてあるけど金一封の事じゃないの…？？｣

俺は、驚いて奈緒に駆け寄って、給料明細と賞与明細を確認すると…。

｢えっ～!!

有り得ないないよ!!

確かに金一封も入ってるね…!!

なお…。

泣けてきた…!!｣

｢あたしも泣けてきた……!!!!

けん…。

手紙も読んでみて…

もっと涙が止まらなくなるよ…。｣

奈緒から手紙を渡されると…。

学年主任と小山先生からの手紙だった…。

学年主任からは…。

天宮先生…。

体調の方は如何ですか…？

生徒達と先生方が天宮先生の復帰を待ち望んでおります…。

早く元気な姿を皆に見せてあげてください。

森下…。

小山先生からは…。

天宮先生、お身体の方は良くなって来ましたか…？

相馬くんは内定を貰い働き出しました…。

情報処理3級も天宮先生のお陰で生徒全員合格しました…。

早く元気な姿を見せてください…。

小山…。