第21話
哲が帰ったあと、俺は寝ていた…。
赤ちゃんが男の子だったら、色々と教えたい事がいっぱいあった。
水泳にピアノに格闘技教えたいと思っていた
「けん…。
起きてぇ~っ!!」
瞼を開けると…。
「なお…。
どうしたの!?」
「寝てるから起こしたの…。
幸実ちゃん。赤ちゃん産まれたんだって。」
「知ってるよ…。
さっき、哲が見舞に来て俺みたいになって欲しいみたいだよ。」
「そうなんだ…。
でも、ほんとにけんみたいになったら、彼女が大変だね…。」
「なにそれ!?
どう意味ですか…?」
「心配ばかり掛けるから…。」
「すいません。
心配掛けさせないようにはしてるんだけど、心配ばかり掛けさせてほんとに悪いと思ってるよ…。」
「うん。わってる!!
けん。実は話しがあるんだけど、病気が治るまであたし、夜勤止めようと思って…。
けんの病気が治るまで傍に居たいと思ってるんだ…。
あのとき、あたしが傍に居たらもっと早くにけんのこと助けらたと思うから…。」
「でも、それで仕事勤まるの…?
あれは、なおのせいじゃないよ…。
実は、あの日朝から薬の副作用なのか分からないけど、吐き気があって、昼ご飯食べたときも、吐き気がしたんだけど、哲が幸実さんが腰痛がって心配してたから、哲を帰らせたんだ…。
哲の分まで仕事しないといけなかったから少し残業をして、家に帰ってご飯を食べたら、腹痛と吐き気に襲われて、なおに電話したときには、吐血と腹痛が酷くて、意識が遠退いていたんだ…。
なおがもし、自分を責めてるのなら、間違いだから、全部俺の不注意でなったことだからなおはなにも悪くないよ…。」
そう、俺の不注意で全部こうなった事と奈緒にあんな思いをさせたのは全て俺の責任だ。
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