第74話
ナンバーズの頂点と呼ばれたアルバトロス艦隊の凄まじいレーザー、レールガン、ミサイル、光子魚雷などが青と赤の連盟艦隊に降り注ぐ中、ミカエルに格納されたラトナ艦隊は最終決戦に向けて進んでいく、ラトナ達は意外とノンビリと仲間達と話していた。
ミカエルにもあらゆる攻撃が降り注ぐが全くノーダメージで有り、アルバトロス艦隊と青と赤の連盟は損耗し続けている。
「コレが最後の戦いなんだねリクロー」
[恐らくはそう思われます。赤の連盟艦隊がアルバトロス艦隊の凄まじい弾幕で崩壊していきます]
「こりゃ〜、えげつない攻撃だな〜。ハイメ」
[マスターホプキンス、最後の最後で死なないで下さいね。愉快な仲間達もですよ]
[サポートAIニキよりブラッド艦隊に連絡、全てのミサイル無人艦を放出します。敵の艦隊を叩き潰した後にナンバーズのナンバー1アルバトロスと高機動換装されたシルフィード改と量産型シルフを叩きますよ]
「ムーンムーン、ブラッドは艦隊運用だムーン。おいらに前線を任せるムーン」
[こちらバイセ、最後くらいは真面目にしないとね〜。頼んだわ王子様]
「ああ、バイセは艦隊を頼むよ」
ミカエルは鉄壁の防御能力と、その無限とも思える主砲タスラムを放ち続けてプログラム・アルティメイトに支配されたナンバーズの頂点アルバトロスを追い込んでいく。
「我はナンバーズのナンバー1アルバトロス。君はナンバー9のラトナとお見受けする。いざ、勝負」
「はあ?こちらは勝負なんてしたくないんだけど仕方ないわ。必ず勝って先に進む!」
アルバトロスのシルフィード改造機は破格の移動性能と内蔵兵器を満載していたが、それはラトナ艦隊のスローターマキナのデッドコピーに過ぎず、最新鋭のデモンズリンクスの性能とは大きく異なる。
このアルバトロスのシルフィード改造機は青の連盟相手には無双出来ても、ラトナ率いる無人機のデモンズリンクス相手に全身にダメージを負っており、既に死に体であった。
ラトナ専用にチューンナップされたデモンズリンクスX01に一切の攻撃を無効化されたアルバトロス機は最後に自爆特攻をするが、それはラトナ達に見抜かれ、超長距離からのホプキンスとブラッドのクリムゾンナットゥルの狙撃に撃ち抜かれて爆散する。
「はぁ、はぁ、リクロー、これで戦いは終わったの?」
[残念ながら終わっていません。しかし、ここから先はミカエルにお任せ下さい]
「こちら青の連盟艦隊司令ナンバー2エクレアです。こちらの損害が酷いので援護願います」
[ここまで来れた青の連盟艦隊も既に200隻を切っています。ここは一度ミカエル内に格納して改修した方が良いかと]
「青の連盟艦隊のエクレアさん?こっちのミカエルの中で損壊した艦隊を直してあげるわ。ミカエルからガイドビーコン出すから中で改修して」
「ありがとうございます。これからガイドビーコンに従ってミカエル内に入ります」
運良く、生き残った青の連盟艦隊を全て格納する為に、直径120キロメートル小惑星型要塞ミカエルはガイドビーコンを出してミカエルに青の連盟艦隊を格納して改修を開始した。
青の連盟艦隊のダメージは大変なもので、ほぼ全ての艦艇やスローターギアが損壊している。
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