マハーカーラー

@mariasukaxxx

第2話   イルカのピンキーリング

フリマサイトで2頭のイルカが向き合っているリングを買った

本当はプラチナのエンゲージリングが欲しかった

心臓病み上がりのジプシー 藍


普段僕は女の子のことを考えないし、たまに感じるだけだ

日常で手いっぱい 身体が重くなったり

痛くなったり

それをヨガやギターで治していく


悪い人のことにばかり囚われてしまう

いつも、昼なのに夜みたいな、月に暮らすにんげんだ


懐かしい友達達はどうしているだろうか?

変わらずに暮らしているだろうか?


僕はカッコつけだった

直せもしないバイクに乗って

太ったり痩せたり

何枚も革ジャンを取り替えて

何枚もジーンズを買って


アクセサリーも取っかえひっかえだ


唯一残っているのは20年以上前にインドで買った龍のバングル


そこにきてイルカのリングを買った

細身で目立たない

願いを込めて買った


カルマかな?

人を見る目がないのかな?

流されて失い続けた


ジプシーは何年もかけて暮らした土地の雰囲気が悪くなると、他の土地に移り住んでいく

、自給自足をして嘘をつかずに自由に風のように暮らしている


ジプシーになった藍が僕のことを少しだけ?想ってくれていると感じる


なんでイルカだったのだろう?

ふと思い出す

左足の脛の内側に彫っていたイルカを思い出したのだろうか?

それとも当時、イルカのリングつけていたのだろうか?


僕は幸せに想う


永い年月をかけて心を解いていこうと思う


僕が過去に愛した、、、好きになった女の子全てを愛せるように


まだ出逢ってもいないのに相思相愛だと想う女の子を愛せるように


これは男として当たり前のことだと思う


今は一番好きな子がいると、決めている

揺らがない


だけど好きな子は沢山いる


僕が自然に分裂して同じ意識を持って

愛せますようにxxx

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る