【19】vs巨人
ドーン
ドーン
ドーン
一定の速度で進んでくる巨人がいた
その巨人の方には一人の人影があった
「くくく、さて英雄の素質を持つ子供たちはこの試練を乗り越えられるかな?」
奴は楽しそうだった
「それに、今は行方不明の神王ノヴァはどこにいるんだろうねぇ。くっくっく」
そして奴はたくさんのコウモリになって何処かへと飛び去って行ったのだった
<南地区:城門前(外)>
そこにはたくさんの魔法士や、召喚士が集まっていた。その中にはFクラスの姿が見えた
ロザリオ、カール、ラティス、ルカ、リリィがいた
巨人は進み続ける。
様々な攻撃をものともせずに、、、、、
「皆さん下がってください」
「一人ずつやってみる?」
「でははじめに」
ロザリオが一番手
「《天蓋一閃》」
巨人の胴が右肩から左腰まで綺麗に斬撃が入った
しかし、ブクブクと盛り上がり再生した
二番手、カール
「《
巨人の左腕が吹き飛ぶが再生された
三番手ラティス
「《招来:魔神剣 ティバーディル》」
片手用直剣、しかしその力は本物ほどでは無いがとてつもない力を秘めていた
「吹きとばせ《断魔砲》」
剣を巨人に向け放った。巨人の上半身を消し飛ばしたが、またもや再生された
「ここまで勝ち目がないとは」
「時間稼ぎは済んだ」
「時間稼ぎご苦労」
「先生は倒せますか?」
「んー?可能性は低いな。でも可能性自体はある」
「先生、それってクロノ君ですか?」
「そうだ、今北地区にいるがなんとかなるだろう」
「えっ、今?」
「そうだ。助っ人は他にもゆ」
そこまで言ったところで上空から誰かが落ちてきた
ドゴーン
「到着!さて、兄様はどこにいるんでしょうか?」
黒髪黒目のショートヘアの少女が降ってきたのだ
「あの巨人のせいで兄様の気配が感じれません。巨人を倒して兄様に褒めてもらうのです!」
少女はそういうと巨人に向かって歩き始めた
「《聖剣召喚》」
少女の右手にひかりが現れ、剣となった。
「
《紫闘気剣:絶》《身体強化》《刻斬月》!!」
巨人の左腕が切断された。再生は始まったが変化が起きていた。切られたところの再生が明らかに遅くなっているのだ。
「兄様みたいに上手くいかないです。どうしましょう」
「《時空斬月》」
キアラ先生が放った。残っていた左腕が肩で切断されて落ちた。そして再生が止まった
「やはり、時間を止めれば再生はされないのか」
「グルルルゥゥゥォォォォォォォォォォォ!!!」
巨人が雄叫びをあげると腕が再生された
「《影強化》《影縛り》!みんな!足止めして!」
「了解した《空間切断》!!」
「《
「《創成防壁》!!」
様々な足止めの攻撃が当たるが一向に倒れる気配がない。
突如、巨人が口を開けた。
巨大な魔力が口に溜まっていく。
「まずい!!」
誰かが叫んだ。
そして赤いビームが放たれ、南地区の城門前で大爆発が起きた。
そこには、少女が先頭でうつ伏せになって倒れていた。
「まずい、二発目が来る」
誰も動けなかった。二発目がもう発射可能状態で今まさに放とうとする巨人を前にして
赤いビームが放たれた。
誰もが当たると思ったしかし、そんな中、時間稼ぎをして待っていた人物が来た。
「《次元斬り》」
斬撃が飛んできた。ビームに斬撃が当たった。
すると斬撃がビームを吸い込んだ。
呆気にとられている中、待ち人の声が響いた。
「すまん、遅れた。あとは任せろ!」
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