【15】王都襲撃2
Aの試合が終わりBの試合が始まろうとしていた
なので俺たちは見に来た
「アイラとサタンとかいうやつかどっちが勝つかな?」
「分からない。サタンっていう男、力量を測れない」
「そんなになの?」
「うん」
俺とラティスとリリィの3人で来たのだ
おやつは俺の専属メイドのネルが作ったクッキー
ちなみにめっちゃ美味い!実家にも定期的に大量のお菓子を届けている。
おっ!もうそろ試合が始まるっぽい。
アイラが入場してサタンが入場したんだが、サタンからなんと言うかドス黒い【ナニカ】を感じる
はっきり言ってあれはヤバイ
なんだ?なんなんだ?誰だ、グラン、、、なのか?
呼んでる、グランが。でもなぜ?なぜ今になって
『始めぇぇぇぇ!!』
開始の合図がなった
次の瞬間、アイラは吹き飛び、身体中を大量の剣で串刺しにされていた。
「おいおい大丈夫か?」とか「あの女の子大丈夫?」「どうなってるんだ」とかの声が次々上がっていく
するとサタンが真っ黒な翼を広げ、身体の芯まで届きそうな声が響き渡った
「我が名はサタン公爵級悪魔サタンなり!」
静まり返り、理解した人々が悲鳴をあげ、大パニックになった
それと同時に王都のあちこちから爆発が起こり、火の手が上がっていた
「どうなってるんだ」
「クロノ君、アレはやばいよ!逃げないと」
「リリィの言うとうり。逃げるべき」
そうだな。でも体が逃げるのを拒否している。
そうだ、あの時と同じ
「俺は、、、逃げない」
「「えっ!」」
「2人はキアラ先生のところに行って支持を仰いで!それとグランから渡されているはずの『魔道具』をFクラス全員と重要指揮官に渡してって伝えて」
「でも」
「行けっ!」
「わかった」
ラティスがリリィの手を引っ張って行く
俺は悪魔と戦うのは初めてじゃない。妹を助けるために戦ったことがある。でもみんなには気づかれてないけどあの時の影響で俺は恐怖という名のトラウマが俺を付きまとっている。
だが、俺は
俺は木刀を持つ
「やるからには、勝つっ!!」
「なんだ貴様は」
「俺か?俺はクロノ、クロノ・ウィルソンだ!」
「クロノ、、、そうか。貴様が同じ公爵級悪魔であるグゾルベを殺した人間の餓鬼か」
「そいやそんなこともあったな」
「まあいい、死ぬがよい《
「《
俺は飛んできた火球を避ける。切りかかる
ガンッ
「硬ぁぁぁ」
ん?走って火球を避けていると木刀が光った
なぜ?そこで俺は思い出した
「え、もしかしてまじだったんか?」
「ふむ、やつを殺しただけはあるな。《武器破壊》。聞かないだと!?」
「《刀身化》」
そういうと木刀がみるみるうちに柄のない日本刀になったではありませんか(覚えてる人いるかな?)
「まじか、なら」
俺は
「《刃の嵐》」
すると見えない刀で切られたかのように傷がついた
追い討ちをかけるために一気に跳び、刀を振った
スッ
「ありえ、な、、、、い」
あら不思議、魔核ごとぶった切っちゃった☆
「いや、なんつー切れ味だよ」
前に日本刀になったり剣が増えたりって話マジだったって訳か。だとしてもフツーやるか?
「さて、キアラ先生のとこ行くか」
まだ超加速は効果時間が有り余ってるからな
〜到着〜
「先生」
「ん?クロノか、言われたように渡したぞ。あとはクロノだけだ」
「ありがとうございます」
「縛りは続いてるのを忘れるなよ?」
「え」( ˙ㅿ˙ )
「なんだ?破ったのか?」
「破ってないですよ」
アレは破ってないだろ。うん、そういうことのしとこう
「じゃあ行きます」
「これで教える」
これとはグランが作った指輪型の通信魔道具。
サイズは自動調整機能があるからもんだいない
俺は北地区に向かった。酷い有様だった
建物は崩れ、怪我人多数
暴れてるのは、あいつらか
黒いコートにフードを被ったやつ
近くの建物が崩壊しそうなところの落下地点に小さな女の子がいた。危ないと思って咄嗟に助けた
「大丈夫?」
「お兄ちゃんありがとう!」
「ここは危険だから、っとまずいな。しっかり捕まってね」
「うん」
俺は女の子を背負って距離を《
これで女の子が振り飛ばされることは無い。ただ危険なのは変わらない
「お前たちは何者だ」
「我らはレコーダー。第1席錬成者」
「我は第2席無限鏡」
「我は第3席魔物使い」
レコーダー、レコーダー。なんだっけ?(【8】参照)
まあいっか
「君たちに明日はない、なんてね《守護結界》」
結界は女の子に張った。これで存分にたたかえる
「《
「くらえ、《無境》」
バキィィィィィィィィン
ん?なんか割った気がする
「馬鹿なぁなぜきかん」
「ホイサイナラー《閃光》」
無限ナンタラ撃破〜
「錬成:《魔杖ラストラル》消え失せろ《爆炎業魔》」
「《
シャッ
第1席撃破〜
今なら行ける
「《七星流・一星:流星》」
この瞬間、俺のステータスに新たに《七星流》のスキルが追加されたのを後に知る
ズバァァァァァァァン
「ぐはっ」
ははっ、できた。成功した。
喜ぶのも束の間、南地区の城壁外に強力なナニカを感知した。
ここの救援活動を速攻で終わらせてから速攻で向かう!!
❄︎••┈┈┈┈••❄︎••┈┈┈┈••❄︎
☆お知らせ☆
次回からはFクラスそれぞれの視点でお送り致します
4、5話くらいクロノ視点なしですがどうぞご了承ください。
そしてこれからも『まおしら』をよろしくお願いいたします。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます