【2】転生先と職業

「異世界でも頑張ってねぇ〜」

ーーーーーーーーーーーー

〜異世界:クロノsaid〜

転生してからもうもう10年がたった今俺は10歳になり、ある程度この世界の常識を身につけた。


この世界は剣と魔法のいわゆる異世界ファンタジーと言うやつだということ。

俺が生まれた貴族の先祖様は勇者の末裔であり、職業ジョブは必ずウィルソン家の誰かが勇者になり、勇者が現れた際は魔王の復活の予兆でもあると言われている


職業ジョブは10の洗礼式で授かる。

神様曰く俺は隠し職業シークレットジョブである《大図書館》とやらを手に入れるらしい。

正直アタリだろうがハズレだろうが極めるのは決定事項だからなんでもいいという考えはある


そして洗礼式は明日ある。

何かあった時の荷物を準備して隠しておこう。


〜次の日〜

「クロノ。緊張しているのか?」

そう聞いてくるのは今の父〔ガルパ・ウィルソン〕。ウィルソン家現当主である

「少しだけです父上!」


「我慢しないでいいのよ?なんなら抱っこしましょうか?」

こっちは今の母〔ライナ・ウィルソン〕。母はとても優しいが怒るとまじで怖い。うん、怖い。

「大丈夫だし、抱っこしようとしないでっ」


〜洗礼の儀〜

「次、クロノ・ウィルソン」

「はいっ」

司教の前にたち置かれている水晶に手を触れる。


「職業は《キー》」


〜洗礼式の後:ウィルソン家〜

「フーム、《鍵》か。聞いたことない職業だな。」


「似たような職業の《鍵開け》はあるのに不思議ねぇ」

「もしかしたらクロノは将来大物になるかもな!」

「楽しみねぇ」


一方のクロノ本人はと言うと

〜自室〜


「言ってたことと違うじゃん。まぁ元からどうでもよかったけど」

もしあの神に今度あったらとりあえず文句言っとこ


「にしても職業か。鍵かぁ。何か開けるのかな?」

・・・・・ん?開ける。を開ける。


「ま、まさかな?」

俺はあの真っ白の空間に繋がる『扉』をイメージしてドアノブの《鍵》を持つ。右手で鍵を差し込み開けた。そこにはあの神がいた


「ふぇ?」

・・・・・・・・

俺は無言のままテレビに鍵をするイメージをして鍵をかけた。これからは《施錠ロック》と呼ぼう。


なぜテレビをロックしたかって?

この神えっちなゲームをしていた。


「なんでここにいるの?」

「それより俺が《鍵》の実験をしている時に説明もしないでえっちぃゲームですか。へぇ〜」


「あわわわ、いやそのこれはなんと言いますか、そのー、えっとー、あのー、許してくれますか?」

「許さないよ☆」

そう言って神に向けて《施錠ロック》を使い、神の股を思いっきり蹴った......

あとは察しな…


〜しばらくして〜


「しゅみましぇん。ちゃんと説明しますからどうかもう蹴らないでぇ〜。これ以上はまじで潰れる」

「わかりましたから。説明してくださいね。」


「実は、上位神のオラリオ様にダメだって言われて、カスジョブの《鍵》をあげたんだけど。本来来られないんだよ?ここ」

「カスジョブねぇ〜」

「あっ」

ニコッと笑い神を以下略

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