第5話 シュシュ
「ミーテ。そんな調子で『マフ』を殲滅させる事ができると思っているのか?…このマゾメス」
乳首を捏ねりながら、そんな事を言ってるエーロの指使いは、あたしが自分で弄るのと全然、違くて
「あっ、ああっ……だって、あぁぁん……ミーテ……マゾだもん…あああああああああぁぁぁぁぁぁっ!!」
弱点を攻める巧みな指使いと言葉攻めに、連続で絶頂に達してしまう。
「男共にお主がこんなにもマゾだとバレたら、こんな事をされてしまうのじゃぞ」
コクコクと頷き、身体をうねうねと捩らせ、瞳をうるうると潤ませて
「んぅ……されたいっ……されたいの……もっと、もっとミーテを苛めてぇ…」
お尻を振りながら、口を大きく開けて、蕩けた顔と甘い声音で言っていた。
ふぅーっと大きな息を吐き出したエーロは、水色の布を取り出して、床に置いた。
手の平をかざし、呪文か何か呟いて、すーっと息を吸い込み
「はっ!!」
と、気合を込めると、水色の布がシュシュに変化した。
エーロの魔導士らしい姿を始めて見たけたけど、それどころではなくて。
「正直なところ、どこまで効果があるかわからんが……これを常に身に着けおくのじゃ」
エーロはそう言って、あたしのポニテの結い目に通してきた。
豊満な胸を曝け出し、短すぎるスカートはめくれあがり、乳首はぷっくりと膨れてツンと勃っていて、秘部はびしょびしょに濡れて花弁が開いている状態。
「あぁぁぁんっ……やぁぁぁっ……このスケベ爺っ。視るなっ、視ないでぇ……」
手で胸と無毛のソコを隠して、エーロに背を向けて、恥じらいは隠さず悪態をつく。
ふぅっと、小さく息を吐き出したエーロは
「どうやら少しは効いているようじゃな」
そう言って立ち上がった。
水色のシュシュにも魔法をかけたのだろうけど、何の効力があるのは分からない。
「隣の部屋でまっておるでの。早く着替えて来なさい」
そんな言葉を言い残して部屋を出て行ったエーロの背中を見送る。
ふぅ……はぁ……身体の疼きが止まらない。
口から漏れる息も熱を発し、そして甘く感じる。
改めて自分の肢体を見るも、豊満な乳房の山頂に小さいピンク色の突起がツンと勃っている様に、恥ずかしくて堪らない。
無毛のソコは開花しており、そこから漂う女の香りに首を左右に振る。
太腿をモゾモゾと動かすのは、乳首を触られ、自分の指で肉芽を弄っていた余韻だろうと思い込むようにする。
けど、分かっている。
あたしは視られると興奮する体質なのだと。
先刻までは、エーロの視線にさえ感じていたのだから。
エーロには知られてしまったけど、他の人に知られるわけにはいかない。
特に『マフ』には……。
もし、バレたらあたしがあたしでなくなってしまう。
ずりあがっていたトップスを戻して、スカートも抑えながら、
「はっ、んぅ、はっ」
と、浅い息を吐き出しながら身体の火照りが鎮まるのを寝転がって待つ。
旅立ちの日に、己の性癖を自覚させられ、更にはそれを煽るような戦闘服。
これは幸なのか不幸なのか……。
出立前に自覚出来た事は少なくとも、悪い事ではないだろうけど――。
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