第3話 【初配信】SSランク探索者(本人)です!
質問を頂戴致しましたので、この場を借りてお答えします。
>現役のSSランク探索者に資格有りと認められた者とする
>SSランク本人との模擬戦
最初のSSはどうやって条件満たすの?
>SランクダンジョンRTAは配信が義務付け
主人公はこれもやってないはず
無条件でSS認定されて結局不正って言われるんじゃない?
私の回答としてはこうなります。
もう暫く後に本作主人公の刀命の口から明かされることとなります!
何故、刀命がSSランク認定されたのかは家業が関係しているので、その内容が明かされるのをお楽しみ下さい!
他にも不明な点等がございましたら、コメントしていただけると幸いです。
是非これからも、本作品を宜しくお願い致します。
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じいちゃんとダンジョン配信の話をしてから、2週間が経った。ついに、今日俺の初配信を行う日だ。
「配信用ドローンよし!配信画面よし!コメント欄よし!」
「では!始めようではないか!!」
ちなみに、配信用ドローンは本人の魔力と同期しているため一定の距離を保ったまま追尾してくるが、俺の速度には着いて来れなかったので色々改造を施してある。
・・・待機している人は5人である。嬉しいけど少ない...
(´;ω;`)
まぁ、いいや!
配信開始ボタンポチー
「初めまして。この度SSランク探索者となりました。
`本物?´
`どうせ、偽モンだろ´
「失敬な!本物だわ!今から証明したるからちゃんと見とけ!」
`どこのダンジョンにいるの?´
「北海道にあるSランクダンジョンの〈試される大地〉の90階層ですね」
`嘘乙´
`そもそも、本物なら何故、顔とか名前等を公表しないのですか?´
「嘘じゃないんだよ。信じてくれよ。」
ちなみに俺は今仮面を付けている。俺も一介の高校生でありプライベートは存在する。
「なんで公表しないのかについてだけど、日常生活に支障をきたすからやね。必要な時は仮面とかも外すよ」
`確かに身バレしたら大変そうです´
`嘘じゃないなら、とっとと証明して見せろよw´
「でしょ?それに、各国の上層部は俺の顔知ってるし某国なんて拉致ろうとしてきたよ」
思い出すだけでイライラしてきた、アイツらには強めのお灸を据えてやったから変なちょっかいは出してこないだろ。
`その感じだと、面倒臭いから自らは公表しないだけで、バレても構わないってスタンスな感じなんですね!´
あ、視聴者数が1人減った。コメントしてる人を抜くと3人いるけど多分お偉いさんとかやろな
「うん。そんな感じ」
「じゃあ、早速行こか!Sランクダンジョン攻略しに」
そう言いつつ、次の階層に行くための転移陣に乗り魔力を流し込む。
`え?マジでSランクダンジョンにいるんですか?´
そりゃ、そんな反応にもなるよな。なんてったって、ここのダンジョンは公式記録では7階層までしか到達してないってなってるみたいだしな。
「逆に聞きますが、この風景は〈試される大地〉以外に存在しますか?」
`存在しないですね。ですが、こんなエベレスト山みたいな場所ではありませんでした´
「そりゃそうだ。1つ階層をおりる度にこの環境は大きく変化する。そして、10階層ごとにあるボス部屋、最早部屋では無いが、とりあえずボス部屋は極限環境となっていますよ」
`確かに、ネットには2階層までの情報しか出回っていませんし、ましてやボス部屋には誰も到達していないから真偽判定しようがありません´
`どうせCGとかAIで作ったやつだろ。そもそもSランクダンジョンにそんな軽装備で行くやつなんて居ないだろ´
1人視聴者増えたと思ったらこれか。AIとか言われたら、現時点では証明は実質不可能だわな。やろうと思えば出来るがそこまでする価値は無いな。
「信じるも信じないのも好きにして下さい」
`私は信じます!´
`アホくさ´
「おぉ!最初からコメント下さっている方は信じてくれるんですか!嬉しいですね〜!」
えぇっと、名前はriaさんね。よし!覚えたぞ!
「riaさん、ありがとうございます!頑張るんで見ていて下さい!」
`はい!頑張って下さい!!´
転移陣にちょうど魔力が溜まったらしく光り輝く
「よし!いっちょ魅せてやりますか!」
知らなかったな。誰かと一緒なのって、こんなワクワクするんだな。視聴者がもっと増えたら一体どうなるんだろう。そう考えていると視界が白く塗りつぶされ、体が浮遊感に包まれる。
riaさんが退屈しないようにも全力で頑張ろう!
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