顰め面 抹茶の味がね 今は好き 背伸びをしても とどかなくても
抹茶の味が
今は好き
背伸びをしても
とどかなくても
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拝啓、先生。
今さらこんな、お手紙書くの、なんたか照れちゃいますね。
そういえは先生。濃いお抹茶が好きでしたよね。
あの時はどうして、こんなものを飲むんだろうって不思議でした。
コーヒーもそうですね。
あの時は、子ども扱いされたくなかったから。
無理して、飲んで。
ますます嫌いになったのも、今となっては想い出です。
あ、今は、好きです。
でも、タバコは無理。あれだけは本当に無理でした。ケホンケホンしちゃうんですよね。
背伸びしても、無理なんだって。追いつけないんだって気付いたから。もう、背伸びはやめました。だって、どうせ届かないじゃないですか。
だったら。
このままの私を見てもらったら良いかなぁって思ったんです。
卒業式に言った言葉。
お返事、ちゃんともらえなかったから。
今度、聞きに行きます。
その時、お抹茶たてますね?
今の私、先生より上手にたてることができると思いますよ。
追伸。
やっぱり、もう一回言います。
先生、大好きです。
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