水族館
第17話
次の日、麗はフリルのついたノースリーブのシャツに綺麗な色をしたスキニーデニム、それにお気に入りのエナメルのサンダルで出掛けた。
栗色の髪を潮風になびかせ、街に向かって坂を下る。
水族館までは歩いて15分ほどで着く。
携帯で時間を確認しながら入り口に着くと、そこにはすでに功太がいた。
紺色のポロシャツにやはりハーフパンツで、変わった形のスニーカーを履いている。
一見どこにでもいそうな格好だったが、長身で容姿端麗な功太は遠くからでも浮き上がって見えた。
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