第14話
次の日曜、麗から功太にメールを送った。
『功太、麗だよ。元気ですか?あたしは元気だよ。夏休みはどう?暇あったらメールください。それじゃあまた。』
我ながら堅い文章だと思ったが、麗にとってはこれが精一杯がんばった結果だった。
――だって男性にメールを送るなんて初めてだったから。
メールは五分後に返ってきた。
『元気だよ!夏休みは意外と暇してるよ。 麗ってこの町に住んでる?よかったら明日、どこか行こうか』
明日!?会えるの!?
麗は功太の誘いに嬉しくなってすぐに返信した。
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