第21話

「No kidding!!こんなちんちくりんが年上なんてあり得ないわ!」




「身長だけでつるぺたなヤツに言われる筋合いはない!」




「なんですって!タマキの方こそプチパイじゃない!」




「え?環ちゃん胸はおっきいよ?」




加勢したのは三瀧だった。




「着痩せするタイプなんだよねー?」




「うるさい!お前は黙ってろ!」




へらへらしながら言った三瀧の言葉がクロエに雷を落とし、彼女の怒りにさらに火を着ける。




「なんですって…?仲が悪いフリをして私の知らないところでダーリンと体の関係を持っていたのね……!」




はあ?と環がクロエに目をやると、聖職者とは思えないドス黒いオーラを煮えたぎらせた彼女が、わなわなと怒りに震えていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る