第20話
「ま、このクロエが来たからには怖いもの無しよ。なんてったって15歳のときからエクソシストをしているんだもの」
「私は14歳からだ」
負けず嫌いな環はついぼそっと呟いた。
それがクロエの耳に入るや否や、三瀧から離れるとこちらに向き直って仁王立ちになる。
「…っ、前から思ってましたけどタマキは口が悪いわよ。お子さまは大人の言うことを聞くべきだわ」
「私は24歳だ。お子さまはお前の方だろ」
環もムッとしてクロエに食って掛かる。
まあまあ二人とも…といつものように大平課長が止めに入るがクロエの怒鳴り声に掻き消された。
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