第25話

ーー深夜。




環と三瀧は目的のアパートに向かって歩いていた。




「ヨミ課ってホントに環ちゃんしかいないの?」




「大平課長もいる」




「ああ…そうだね。捜査員が女の子1人ってどうなの?」




「…誰でも出来る仕事じゃないから」




「それはあれか?お化けが相手だから?」




「お化けじゃない」




「じゃあ妖怪のせいなのね?そうなのね?」




「…馬鹿にしてるだろ。」




「俺見えないもん、幽霊とかその類」




「…もう着くから黙れ、ヒゲタレ目」




「ねぇキミってなかなか口悪いよね?」

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